中島裕翔くんのお話

 

こんなことになっている未来を誰が想像しただろうか?

 

 

5ヶ月前ここで、"担当という概念について考えてみた"というブログをエントリーしたのは自分の中でもまだ記憶に新しい。そのブログの中で私は、自担である錦戸亮さんと、好きだけど担当とは言えない中島裕翔くんとを引き合いに出して担当という概念について自分の見解を述べている。(お手数ですが各自ご参照願います)

 

 

 

そのブログの中でわたしは、裕翔は好きだけど担当ではない、担当は名乗れない、一生担当になることはない、とまで言い切っている。

 

 

裕翔のことはたぶんこれからもずっと応援するし好きだ。おじゃんぷのコンサートに行ったら絶対ゆうとの団扇を持つだろうし、無意識にゆうとを目で追うと思う。でも、この先いつか担当になる日がくるかと言われればきっとこない。きっと一生中島裕翔の担当にはならない。(こんなこと言ってて数ヶ月後に裕翔担名乗ってたら盛大に笑ってください)

いわゆる裕翔担の皆さんと同じくらい中島裕翔を愛せるかと言われればたぶん無理だ。どれだけ好きになっても裕翔が錦戸さんと同じ位置に並ぶことはない。うまく言えないけれど、例えて言うなら私の中に"好き"な人だけが立てる行き着く先の違う道がいくつかあって、錦戸さんと裕翔さんはそもそも立っている道が違う、そんな感じ(どんな感じ)。だからどれだけ好きになっても錦戸さんと同じくらいの存在(いわゆる自担)になることはきっと、ない。こんな生半可な気持ちのやつが中島裕翔くんの担当を名乗っていいわけがない。担当の皆様に対して失礼すぎる。逆の立場だったら私は、そんなに軽い気持ちで錦戸担名乗ってねーよ!!!!!!ってなると思う。いや、ならないかもしれないけれど、それ、担当なの?ほんとに?とは確実になる。思っても言わないけど。

 

 

私の中で錦戸さんと裕翔は同じ道に立つことのないはずの存在だった。それは絶対に揺るがないと思っていたし、この先も、たとえ現場に入ったとしても変わることはないと思っていた。"錦戸さんがすき"という気持ちと"裕翔がすき"という気持ちは言葉にすれば同じだけれど自分の中では全然違ったし、だからこそ担当になることは一生ないと本気で思っていた。

 

 

 

はずだったのに。

 

 

 

あの日、私はまんまと裕翔に落ちた。

それはもう、完全に、落ちた、という感覚だった。

 

 

 

10月1日、私は広島グリーンアリーナで行われたHey!Say!JUMPのコンサートに参戦した。

私にとって初めてのじゃんぷのコンサートだった。

じゃんぷはファンサがいいらしい、特に裕翔はファンサマシーンらしい、という情報を得た私は、もしもらえたらラッキーだな、くらいの気持ちで団扇を作った。(そんな気持ちで作り始めたくせに作っているうちに楽しくなってきて、結局まあまあなクオリティのものに仕上がったのだけれど)

当日はもちろんその団扇を持ってコンサートに臨んだ。

 

ただ、私の席はスタンドの後ろから5列目あたりで、決して良いとは言えない席だったため、団扇を持っているとはいえ、まあファンサはもらえないかな〜と思っていた。それに、ファンサをあまりしない関ジャニ∞のファンを長いことやっているので、ファンサをもらえないであろうことは正直どうでもよかった。せっかく団扇作ったしあわよくばファンサもらえたら嬉しいけど、まあ見れるだけで十分だよね、という感じだった。

 

そもそも私はじゃんぷのコンサートを一度でいいから生で見たくてFCに入ったし、今年行けたらFC更新しなくてもいいかな、とさえ思っていたので、ファンサうんぬんよりも、ただただ生で彼らのコンサートを見られるのが純粋に楽しみで仕方なかった。

 

 

照明が落ち、オープニング映像が始まり、次々と画面に映されていくじゃんぷのメンバー。いよいよ始まった!という高揚感。それでも最初のほうは「ええ感じの映像だな〜」なんて思いながらわりと気楽に見ていた(たしか)(あまり記憶がない)。しかし、映像が進み、裕翔が映された瞬間、私は叫んだ。「ひゃああああまってかっこいい〜〜まってやばいかっこいい〜〜めっちゃかっこいいんだけど〜〜〜〜( ;  ; )」とかそんな感じのことをひたすら言っていたような気がする。そのときの自分を思い返すとなかなか笑えるくらい、その時点で完全に裕翔に気持ちを持っていかれていた、と今振り返れば思う。だって、めちゃくちゃ格好良かった。今まで色々見てきてあれほどかっこいい、好きだ、と思ってきたはずなのに、映像に裕翔が映された瞬間、「まってかっこいいむり、裕翔めっちゃかっこいいじゃんなにこれかっこいい…」となるくらいには格好良かった。何より、自分がオープニングの時点でそんな反応をしたことが正直想定外だった。え!?わたしめっちゃ叫んだよな今!?ってなった。

 

 

オープニングでそんな感じなんだから、コンサートが始まってからもずっとそんな感じだった。自分が予想していたのの百倍くらい裕翔しか見ていなかった。百倍というのは少し盛ったけれど、私は当初じゃんぷのコンサートを全体的に満遍なく1つのエンターテイメントとして見る気満々だった。先のブログでも言っているように、とは言ってもきっとゆうとを無意識に目で追っちゃうんだろうな〜くらいには思っていたけれど、少なくともステージ上で踊っているときは全員のことを満遍なく、DVD映像で言うなら"引き"で、見ようと思っていたし、意識しなくてもそうなるだろうと思っていた(と言うのも、私はじゃんぷのきっちり揃ったキレのある全員でのダンスに本当に魅力を感じていて、それを見るのが本当に楽しみだったので)。でも実際は裕翔ばかりを目で追っていた。何処にいても裕翔しか見ていなかった。あれほど楽しみにしていた全員揃ったキレのあるダンスも、ほとんど裕翔しか見ていなかったので裕翔の記憶しかない。ダンスも、移動も、MCも、なにをしていても裕翔がステージ上にいれば裕翔ばかり見ていた。この人の一瞬一瞬を見逃したくない、と思った。裕翔を見過ぎて、モニターに大きく抜かれた山田くんのキャーポイント(何だったかは失念)を見逃したときは、さすがにハッとしたけれど、そのくらい裕翔しか見ていなかった。本当に予想外だった。まさかこんなに裕翔しか見ないコンサートになるとは思いもしなかった。釘付けだった。生で見る裕翔さんは本当に本当にめちゃくちゃ格好良くて格好良くて格好良かった。かわいい〜〜と思った瞬間もあったけれど、何よりも顔面が、そして頭身が、立ち姿が、驚くほど格好良かった。その格好良さで、歌うし、踊るし、喋るし、ふざけるし、笑うし、ファンサするし(まじで噂通りファンサマシーンだったので、すごいなー!本当にめっちゃファンサするんだなー!優しいなー!と感心しました)、もう勘弁してくれよ好きだよ、、、、って感じだった。

 

 

とは言え、ステージとは距離があったし、私の双眼鏡はクソみたいな安物ゆえにほぼ双眼鏡は覗かず裸眼で追っていたので、モニターを通さず私の目に映る裕翔さんは常に"動きは見えるけど表情はわからない"状態で、めちゃくちゃ格好良いと思ってしっかりと目で追いつつもまあまあそれなりに冷静さを欠かずに見れていたとは思う。少なくとも常に、何かを考える余裕がある、感想を持つ余裕がある、という感じではあった。

 

 

ほとんど裕翔しか見ていなかったけれど、全体としてもダンスとか照明とか演出とか、コンサートとしてのクオリティがものすごく高くて、本当に純粋に楽しかった。じゃんぷのコンサートって楽しいなー!すごいなー!、しっかり楽しませてくれるなー!と思った。たぶん担当がいなくても、好きな人がいなくても楽しめるコンサートってこういうのなんだろうな、と思う。

 

 

そんな感じで(どんな感じで?)コンサートは終盤に差し掛かり、あっという間に本編が終わった。

 

 

そしていよいよアンコール。

 

 

スタトロからはまあまあ近い(?)席だったので、もしファンサをもらえるとしたらアンコールだな、とは思っていたけれど、誰がスタトロにくるか分からなかったし、裕翔くればいいな〜くらいで構えていた。

 

 

ドキドキしながら待っていると、会場が明転し、メンバーが登場した。

自分のほうにくるスタトロに乗っているメンバーを確認すると、その先頭に裕翔の姿があった。

間違いなく裕翔だったけど、私の目にだけ映る幻だったらいけないので、隣の友達に「あれ裕翔だよね!?」と確認し、「裕翔だね!よかったねー!」と言われて初めて「わー!裕翔だ!本当にきたー!すごい!」と喜んだ。ファンサをもらえる可能性が残ったのが嬉しかったというのもあるけれど、何よりも、こんなに近くで裕翔を見れるんだ!!!という喜びが大きかった。

 

スタトロが進み、徐々に裕翔が近付いてくる。団扇に応えて次々とファンサをする裕翔。優しい。キラキラの笑顔。眩しい。

裕翔が近付いてくるにつれて緊張してきて同時に欲も出てきて、あーどうしよう近付いてきたやばいめちゃくちゃ格好良い><キラキラしてる><どうしよう><やっぱこの距離ならファンサほしいどうしよう><となり、私は団扇のどっち面を見せるか迷い始めた(考えたのは3秒に満たないくらいだけど)。オモテは名前、ウラは名前なしの「撃って」だった。名前だけでファンサをくれるのか?それならあなたのファンですと伝えられなくても「撃って」のほうがいいのか?いや、でもやっぱあなたのファンですって伝えたいな、よし、名前のほうにしよう、そんな感じで名前のほうを見せることにした。

周りに裕翔担はいなかったので、団扇が目に入ればファンサくれるかも、という淡い期待を抱きながら裕翔が近付いてくるのを待った。私の最も近くにスタトロがくる直前まで、裕翔さんは目を瞑って何秒か数えるファンサをしていてしばらく目を瞑っていたので、これここで目開かなかったらファンサは無理だな(笑)とぼんやりと思っていたのだが、運良くいい感じのタイミングで裕翔さんの目が開いた。しかもやや上方を見ているではないか!これはこのままの視線だったら私の団扇も目に入るかもしれないな!?そう思った矢先だった。どうやら私の団扇が裕翔さんの視界に入ったらしい。裕翔さんがファンサをくれた。夢かと思った。今でも夢みたいだ。

自担である錦戸亮さんはファンサらしきファンサをするほうではないし、エイト自体もそんな感じなので、自慢ではないが私はファンサにまったくと言っていいほど免疫がない。そんな私が好きな人からファンサをもらったのだから、ジタバタあわあわ足ガクガク。たぶんはたから見たら私はあの瞬間めちゃくちゃ気持ち悪かったと思う。ほしいとは思っていたけれどまさか本当にもらえるとは夢にも思わなかったし、こんなにも完全に自分に向けられたものだと(思い込みとかではなく)感じられるファンサは初めてで、とにかく無理だった。優しくて格好良くて眩しすぎた。意味がわからないくらい格好良かった。完全に吸い込まれた。落ちてしまった、と思った。完全に、落ちた、という感覚だった。きっとファンサをもらえなくても、コンサートに行く前よりもずっと裕翔さんのことを好きになっていたのは間違いないけれど、落ちた、と思うまでには至らなかったかもしれない。あの瞬間に、落ちた。あの瞬間から、それまでの何倍も何十倍も裕翔さんがキラキラふわふわ輝いて見え始めた。

 

基本的に錦戸さんに対しては、ファンサがほしいというより、生きてることがファンサ、何も望まないので勝手に拝ませてください、というスタンスで好きでいるので、ファンサをもらって落ちた、というのはちょっと自分のポリシーに反する気がして認めたくない気持ちもあったのだけれど、コンサート前後であまりにも裕翔さんの見え方が変わってしまったので(もちろん良い方向に)、認めざるを得なかった。

 

そのことに最初に気付いたのは、コンサートの帰りの車内でじゃんぴんぐかーにばるを見ているときだった。画面に映った裕翔さんを見て、驚いた。今までも散々見てきたDVDなのに、初めて見るものかと思うくらい、裕翔さんが輝いて見える。今までももちろん格好良いとかかわいいとか思いながら見ていたけれど、そんなレベルじゃなくて。格好良いとかかわいいとかはさておき、あの胸がぎゃんってなる感じ。錦戸さんを見ているときに似た胸の高鳴り、ときめき。これはやばいな、と思った。これはやばい、完全に落ちたかもしれないな、と。

 

でもまぁコンサート直後ってそんなもんだよね!数日経ったらまた戻るかも!と思い直し、気持ちがおさまるのを待ってみることにした。

 

が、戻らない。一向に戻らない。裕翔さんを見ても輝きを増すばかりだし、知りたくて仕方ない。何を見ても好き…ってなるし、にやける。ついに昨日、好きすぎてしんどい、の境地に至った。

 

あーーーーこりゃもう本当にダメだな、、、と思い、このブログを書くに思い至った。

 

 

今はもう、"担当になることは一生ない"なんて言えない。担当を名乗れるほど裕翔のことを知らないし見てきたわけでもないので、裕翔担を名乗るつもりはさらさらないけれど、少なくとも、違う道の上にいた錦戸さんと裕翔さんが今は同じ道の上にいる。その道を交わらせたのがあのファンサだったのは言うまでもない。

 

誤解されたくないのは、ファンサをくれるから裕翔が好き、なわけではないということ。あのファンサが私を完全に沼底に転がり落とす最後のトリガーだったのは間違いないけれど、あのファンサを忘れることはきっとないけれど、だからと言ってファンサがほしくて裕翔を好きでいるわけではない。現にいま、できることならもう一度コンサートに入りたいと思っているのは、ファンサをもらいたいから、ではなく、もう一度裕翔さんを見たいから、裕翔さんに会いたいから、というそれだけの気持ちだ。単純に、裕翔さんのためにお金を使いたいと今は思える。なんでもいいからお金を使わせてくれ、と思える。要するに、"担当"と呼べるくらいの存在になりつつあるということだ。担当ではないけれど気持ち的にはそれに近いところまできている。これは(私の気持ち的には)すごいことで、(私のお財布的には)やばいことだけど、気持ちのままにずぶずぶにはまるのも悪くないかな、と思っている。だって、裕翔がかっこいい、それだけで十分すぎるくらい十分じゃない?

 

こんなこと言っておきながら数週間後にはスンってなってるかもしれないし、はたまた数ヶ月後には担当を名乗っているかもしれないし、こればっかりは自分でも分からないけれど、暖かく見守っていただけると嬉しいです。

 

 

最後にこれだけ言っておきます。

初めて生で見た裕翔さんはほんっっっっっとうにめちゃくちゃ格好良かったです!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

おしまい。